不動産投資を物件を購入して行うことにした場合、もし自分ならこの部屋を借りたいと思うだろうかと問うてみることが重要です。部屋の中だけでなく周囲の環境も含めて、ここなら安心して暮らせそうだと思える条件が整っていないと、物件を買ったはいいけれど入居者不在という最大のリスクを生み出すことになります。周辺地域の治安が非常によく、部屋もとてもきれいに維持されていて、仕事をする人が暮らすにも、老後の生活を過ごす人が暮らすにも快適な部屋であれば、幅広い年代の人が入居者のターゲットとなりえます。仕事で得た給料で家賃を払っていた人であれば、定年になった後は年金で家賃を支払って、そのまま住み続けてくれる可能性があります。仕事に行くのに便利だったからと借りていた人なら退室することもあるでしょうが、原状回復をすれば部屋はある程度きれいになります。経年劣化を補ってくれる周囲の環境が変わらなければ、また入居者は見つかるでしょう。まずは自分が借りたい部屋と思えるかどうかを見極めてから買うことが、不動産投資を成功させるためには欠かせない要素です。