入居者が早く見つかるということを重視するなら、マンションにしろ戸建てにしろ、あるいはアパートにしろ、新築物件を探すことにこだわる必要があります。どうしても家賃を抑えないと入居できないという人も世の中にはいますが、そうした人たちが入居したがるような物件を投資対象として購入したとしても、それほど多くの家賃収入は見込めないでしょう。
仮に2万円の家賃の10部屋あるアパートなら一棟丸ごと買えたとして、家賃収入は月に20万円、新築の分譲マンションを一部屋買って貸したとして、家賃が月10万円なら、机上の計算ではアパートに軍配が上がります。けれど実際はというと、2万円の家賃のアパートに率先して入りたがる人は収入が少なかったり保証人がいなかったり、高齢で身寄りがなかったりと訳ありの人が多くなります。さらに、10部屋を常に入居ありの状態にしておくことはほぼ不可能です。結局は数万円の家賃収入でしかないのなら、新しくてきれいな物件を一つだけ手に入れ、そこから確実に毎月10万円の家賃収入を手に入れることが、不動産投資では重要と言えます。