不動産投資の初心者の方は、新築か築年数の新しい中古マンションを基本に物件探しを行うと、購入後の管理が容易です。2棟目、3棟目の購入をお考えの方は、立地に優れている築年数が古めの物件に魅力を感じる方もおられるでしょう。築年数が古いと購入価格が低く抑えられている物件が多いですから、現状満室の物件が売りに出ると購入したくなるものです。
購入前に、仲介の不動産会社と相談しながら、現状の入居者情報と建物の修繕履歴を必ずチェックしましょう。売りに出しているオーナーが管理の手を抜いている場合、購入後の予想以上に修繕費用が必要になることがあります。信頼できる管理会社に委託していて、古いけれど管理はしっかりしている物件は、お買い得です。購入後にリフォームしても十分利益を出すことができます。築年数が古めの物件は、可能であれば自分で物件を隅々まで確認し、土地や建物内外の現況をしっかり確認して、購入するかどうかを決定しましょう。
若い世代が不動産投資にたどり着くまでには
若い世代は自分たちの老後の生活を公的年金制度だけではやっていけないということを、今の日本の超高齢化社会から肌身にしみて感じていますので、自分たちで老後の収入を確保することが重要だと考えています。そのため、株式投資から外国為替証拠金取引、話題の仮想通貨まで、どの方法が確実にお金を増やせるかを考えますが、会社勤めをしながらということが基本にある場合、どれも相場の動きに一喜一憂する可能性があります。本業がおろそかになっては本末転倒ですが、投資そのものもうまくいかせたいという気持ちは譲れず、その結果たどり着く人が多いのが不動産投資です。新築で売れ行きのよい人気の分譲マンションを購入し、その家賃収入を老後は私的年金にしようというわけです。そのためには、できるだけお金に余裕のある若いうちからやっておくべきだという考えが定着しています。まだ独身のうちにマンションを購入しておけば、毎月のやりくりで余裕のあるときや、ボーナスを投入して返済していけば、この間、貯金はできなくても住宅ローン返済は早く終わり、家賃収入をいよいよ本格的に貯金に回すことができます。