不動産投資にはいくつかの方法がありますが、基本的には不動産を購入し、それを第三者へ貸し出したり売ったりすることで利益を得る投資法です。長期的にじっくりと資金を回収するタイプなので、多くの人がイメージするよりリスクが低い投資ジャンルと言えます。不動産の所有権は自分で持ったまま入居者から家賃を得る方法と、購入額より高く売ることで売却益を得る方法とがあります。資産運用の方法としては株式やFXなどより知名度は低めですが、徐々に注目を集め始め、ここ10年で100万人が投資活動を始めたという国税庁の統計データもあります。実はこうした投資デビューを果たしている多くの人が、いわゆるサラリーマンです。不動産投資はお金を持っている人がすることとは限らず、投資用のローンも安い金利では1%台という設定もあります。退職金で投資して年金のプラスにしたり、現役世代が将来の年金代わりに投資を始めたりする傾向があり、銀行に預けていてもお金が増える見込みの薄い現代では、人気の手段となっています。

サラリーマンが不動産投資をしたほうがいい理由


本業の収入だけでは不安で将来に備えたいのサラリーマンは、アルバイトなどの複業を増やすよりも不動産投資をしたほうがいいといえます。なぜ不動産投資がいいのかというと、物件の管理はすべて委託することができるということです。たとえば投資でも株やFXなどの投資対象はリアルタイムで変動しているので、仕事をしていると最適なタイミングを逃してしまう可能性があります。不動産投資でデメリットといわれているのが、物件を購入するために初期投資の額が大きいということです。サラリーマンは安定した収入が見込めるので、銀行などから融資を受けるときの審査が通りやすいのもメリットです。資金を得やすいから、不動産投資も始めやすいわけです。なにもしなくても毎月家賃収入を得ることができる不動産投資は、フルタイムで働いているサラリーマンに最適だといえるでしょう。副収入を安定して得ることができるから、副業としてだけでなく将来の備えとしてもすぐれています。